2009年2月15日 
 
東伊豆町三筋山の山焼き 

東伊豆町 細野高原 

 2月15日、予定通り東伊豆町細野高原の山焼きが実施されました。前日、14日朝まで激しい雨が降っていたため、実施が危ぶまれましたが、静岡市では今年1番の夏日を記録した14日、東伊豆町でも24℃近くまで気温が上昇したため、雨に濡れた草もほとんど乾いたようです。

 午前9時前、東伊豆町の有志300人近くが集まり、稜線沿いに火を付ける山上組と、谷底から火を付ける山裾組とに分かれて配置が完了したようです。私たちはパラグライダーのメンバーとともに、パラグライダーの練習場やランディング(着陸地点)を炎から守るのが主な任務です。

 こちらが山焼き開始前の三筋山。中央左の木が生え始めてブッシュになっている部分が河津町側です。毎年山焼きを行って草原を維持している東伊豆側とは、はっきりと違いが分かります。

 



 午前9時、山頂から火を入れはじめました。しかしあまり大きな炎が上がりません。



 山頂付近の地面がまだ湿っているようで、火を付けてもすぐに消えてしまうようです。



 山上と山下から火を付けますが、途中で火が消えてしまいます。「今年は最悪の山焼きだな」の声が漏れ聞こえてきます。

 


 しばらくすると、ようやく草も乾いて来たようです。斜面上から眺めると、ものすごい勢いで炎が駆け上ってきます。

 

 
 パラグライダー練習場に移動。練習場は草が刈ってありますが、境界線の草を焼くときが問題です。

 
 炎が練習場に入り込まないよう、侵入してくる火を木の枝や水鉄砲で消して回ります。



 しかし、いったん侵入を許すとこのように一気に炎が広がります。こうなってしまうとなかなか手が付けられません。



 戦い終えた練習場。7割方の防衛には成功しましたが、かなりの面積を炎に荒らされてしまいました。




 午前中に三筋山部分を焼き終えました。最初の写真と比べると、東伊豆町部分が真っ黒になっているのがお分かりでしょう。



 昼過ぎ、メインランディングの対岸に火が入りました。対岸の火事は気楽に眺めていられます。




 こちらが点火前の対岸の風景。



 ここにも火が入りました。



 いよいよメインランディングの縁に火が入ります。一斉に炎が上がり、攻防戦開始。



 事前に防火線に水をまいていたため、煙とススが激しく上がり、息をするのも困難なほど。



 ようやく鎮火。煙に巻かれてあまり防戦活動はできませんでしたが、被害は最小限に食い止められたようです。



 南の縁は風の影響で若干食い込まれたようですが、この程度の被害で収まりました。




 攻防戦終了後、パラグライダーのメンバーは、2kmあまり離れた浅間山からフライト。




 1kmほど先には風車が立っていますが、ベテランフライヤーたちはあまり気にする様子もありません。